スレート瓦屋根の塗装では『縁切り』が重要！

スタッフブログ

2024年12月14日(土)

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スレート瓦屋根の塗装では『縁切り』が重要！

御自宅の屋根材がスレート瓦である時、塗装の際には大抵の場合『縁切り』という作業が必要になってきます。
縁切り とはスレート瓦同士の重なり部分に十分な隙間を作る作業です。
この隙間はお住まいに侵入してくる水分の出口として必要になります
以前は塗装後に一枚一枚塗料で引っ付いた重なり部分をカッター等で塗料を切って離していく地道な作業でした。
現在は タスペーサー という部材を上塗塗装前に挿入する事で縁切りを行う事が出来ます。↓

屋根と屋根の間に隙間を作ると雨漏りの心配があるのではないか？
と思われるかもしれませんが屋根材の重なりの隙間を塞がれてしまうと入った水の出口が無くなり逆に漏水のリスクが高まります！

雨水は強風時・大雨など想定外の雨が降ったときには様々な隙間から少なからず屋根材の下にも侵入します。
しかし屋根塗装をすることで重なり部分の隙間が塗料で塞がれてしまいますと、入り込んだ雨水が逃げる事が出来ず屋内への漏水
更には屋根下地の腐食へと繋がるのです。

更に外から入った水が出ていかないという事は内側からの水も出ていきません。
建物内の暖かい空気は天井を通して屋根裏まで上昇してきます。湿気として共に上がってきた水分は屋根の内側が温まり、外側が冷える事で内部に結露として現れます。
縁切りで屋根に隙間がなければ結露による水分も出ていかずやはり屋根下地の腐食、水漏れに繋がります。

このように重要な「縁切り」作業ですが、実はすべてのスレート瓦での工事で必要という事ではありません。
例えば屋根材の重なりに4mm以上の隙間がある場合は縁切りを行わなくても大丈夫です。
縁切りは水分の出口としての隙間を作る作業です、余り隙間が大きいとタスペーサーが抜け落ちてしまいます。

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