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外壁の天敵(19)- ベランダ –
2018年09月18日(火)
こんにちは!
宮崎の塗装専門店!
プロタイムズ宮崎北店(東建装)です。
今回から、 ベランダ防水について、数回にわけお話ししたいと思います。
ベランダ・バルコニーの床は、紫外線や雨の太陽熱の影響を受ける箇所のため、定期的に補修や防水工事を行う必要があります。
バルコニーとベランダ・テラスの違い
まず、よく耳にするバルコニーとベランダ、テラスの違いは何でしょうか?
ベランダ :建物から外面に張り出した屋根のあるスペース
バルコニー:建物から外面に張り出した屋根のないスペース
テラス :建物の1階部分から、床と同じ高さで庭や街路に向けて張り出したスペースになります。
(※ここでは、屋根のないバルコニーの防水もベランダ防水と表現させていただきます。)
ベランダ防水の種類と特徴
防水は、マンションやビル等を含めると、非常にたくさんの工法・材料があります。
ここでは、戸建て住宅の話をメインにさせていただきます。
戸建て住宅のベランダ防水には、主に2つの工法があります。ウレタン防水と、FRP防水になります。
1)FRP防水
FRP工法は、防水用ポリエステル樹脂と防水用ガラスマットで作られた防水層を作ることでベランダの床面に水を浸入させないようにする工法のことです。
施工手順としては、上記の防水用ポリエステル樹脂と防水用ガラスマットで防水層を作り、その後、トップコート(上塗り)を塗布して仕上げる工法となります。他の防水工法と比較すると、硬度が高く、防水性と耐久性に優れているのが特徴です。費用的には、他の工法に比べ少々高くなります。
2)ウレタン防水
ウレタン防水塗装工法は、ウレタン樹脂系の防水材を塗布する工法です。ウレタンは柔軟性のある樹脂であるため、ひび割れなどに強く、防水効果を長期間維持します。また、防水材を塗ることで仕上げる工法のため、複雑な形をした場所でも継ぎ目のない施工を行なうことができます。
ベランダの構造(FRP工法の例)
木造住宅のベランダは、当然ながら木を組み合わせて作っています。右図をご覧ください。住宅により、若干の違いはあるかとは思いますが、一般的な住宅のベランダの断面図になります。床面の材料を下から順番に並べると、
根太→構造用合板→勾配付断熱材→不燃板→FRP層→トップコート
の順番になっています。
ここで、理解していただきたい事は、「木製の床を作り、その上に防水層を作っている」ということです。言い換えれば、ベランダ防水の劣化は、即、住宅の劣化(=雨漏れ等)につながる可能性が高いということです。
今回は、ベランダ防水についての知っておきたい基本のお話をさせていただきました。
次回は、ベランダの劣化状況のお話をしていきたいと思います。
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