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外壁の天敵シリーズ (6)-シーリングの役割-
2018年07月23日(月)
こんにちは!
宮崎の塗装専門店!
プロタイムズ宮崎北店(東建装)です。
外壁の天敵シリーズ 第6弾!!今回は、前回の予告の通り、シーリングについてお話していきます。
まず、サイディング外壁にあるシーリングの特徴と種類・役割からお話して行きます。
家のいたるところに使用されているでシーリングすが、その主な役割は「水が建物内部に浸入することを防ぐ」、「揺れに対する負荷を緩和する」という2つがあります。
シーリングの2つの役割
(1)水が建物内部に浸入することを防ぐ
外壁同士の隙間をシーリングで埋めることで、水の建物内部への浸入を防ぎます。
このシーリングがしっかりと施工されていなければ、雨天時に建物に水が入ってしまい、年数を経ることで雨漏りが発生する危険性があります。
また、シーリングが劣化し、防水性が低下することも雨もれの要因の一つと言われています。
住宅は、家自体の歪みやサイディングの収縮によって微かに動いています。外壁同士の隙間に充填されているシーリングには、その動きに追随し、揺れを緩和させる役割があります。
次に、シーリングの種類とその特徴をお話します。
シーリングの種類とその特徴
シーリングには大きく分けて、アクリル系、変成シリコン系、ポリウレタン系、シリコン系といった4種類があります。
■アクリル系
アクリル系シーリング材は、主に新築時のALCパネル目地などに使用されます。安価で耐久性が低いことが特徴です。
■変成シリコン系
耐候性が高く、屋根・外壁などに多く使用されています。
耐久年数は10~15年となっており、塗装前でも塗装後でも使用することができるため、シーリングの中では優れています。外壁の目地部分、窓まわり、屋根板金、配管まわり等、幅広い部分に使うことができるオールマイティな種類になります。1液型・2液型があります。
■ポリウレタン系
変性シリコン系と比較して値段が安いですが、紫外線に弱いため、家の外壁に使用する際は、上から塗装による保護が必要です。
最近では、高耐久性のポリウレタン系もあります。1液型・2液型があります。
■シリコン系
よくホームセンター等で見かけるシーリングです。耐水性が高いことが特徴です。それ故に、上から塗装による保護ができないため、外壁や屋根の使用には注意と知識が必要にになります。
変成シリコン系、ポリウレタン系には、1液型・2液型があります。アクリル系・シリコン系は1液型になります。
・1液型~そのまま充填できるカートリッジ式という筒に入っていますので、すぐに使用できるのがメリットです。ホームセンタ等でよく見かけるタイプです。
・2液型~シーリングそのものと、それを固める硬化剤とで別々になっているシーリングです。施工現場で、専用機械を用いて攪拌し使用します。
ここまで、サイディング外壁には必ず使用されているのシーリングの特徴や種類、役割について解説しましたがいかがだったでしょうか。
もし、建物のちょっとした補修を自分でする場合、
のちに塗装をしないところ→シリコン系
のちに塗装をするところ →変成シリコン系
でよろしいかと思います。
シーリングは、建物への水の浸入を防ぐ、地震などによる揺れからお家への負担を緩和するなど非常に重要な枠割を持っています。
このシーリングが劣化すると、水が建物内部に浸入し雨もれ・木部の劣化・断熱材等の劣化に繋がる危険性もあります。普段はなかなか気にかけることの少ないシーリングですが、建物を良好な状態を保つためにも、その役割と重要性をしっかりと理解しましょう。
次回は、シーリングの劣化状況の話をしていきます。
乞うご期待!!
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