こんにちは！
宮崎の塗装専門店！
プロタイムズ宮崎北店(東建装)です。

前回までは、錆の種類→赤サビ→ケレン→錆止め塗料→ラス・トレイントとお話をしてきました。
今回は、錆止め塗料の上に塗る塗料についてのお話になります。
では、早速はじめましょう。

どんな材料があるの？

前回、錆止め塗料の話をしました。その中で、最近はエポキシ系が主流だということはお伝えしました。実は、このエポキシ系は紫外線に弱いことがわかっています。そのためにも、上塗りをかけていく必要があります。
そこで、上塗りの話です。
上塗りの目的は、物体の装飾や保護、防錆になります。
その上塗りも、いくつか種類がありますので、特徴と併せてのご紹介です。

「ウレタン塗料」

塗料の特徴：アクリル樹脂にウレタン樹脂を添加したものになります。現在はシリコン塗料が主流になっているますが、シリコン塗料が登場するまでは塗料の代表格でした。

安価でありながら対摩擦性にすぐれることから、現在でも鉄の階段や鉄の手すり、雨戸・樋に用いることがある材料です。

耐久年数の目安：５～７年

「シリコン塗料」

塗料の特長：価格と機能のバランスが良く、カラーバリエーションを楽しみたい人に最適な塗料です。水に馴染む「親水性」という性質を持っているので、塗膜の表面に汚れがつきにくくウレタン塗料などに比べ汚れに強いのが特徴です。

耐久年数の目安：７～１０年

「フッ素塗料」

塗料の特長：高級な塗料ですが耐久性が高く、最近はよく使われるようになってきました。非粘着性(汚れを弾きやすい）・耐薬品性(酸性雨に強い）・低摩擦性(汚れが滑り落ちやすい)・耐候性(紫外線に強い)等の特徴を持っています。

耐久年数の目安：１0年～

このほかにも、紫外線による劣化を防ぐ機能を持たせたラジカル制御の塗料、無機塗料等の特殊塗料がありますが、ここでは割愛させていただきます。

　　上塗り施工中

戸建て住宅等で使用する上塗り塗料としては、上記の3種類がメインになります。どの塗料も、既定の塗布量に達するまで、何度でも塗ってく事が大事になります。

現在の鉄部等で使用される上塗りは、シリコンがメインとなっていますが、外壁塗装の塗料の期待対応年数等と、ランクをあわせる形で選ぶのもいいかもしれません。

今回、6回にわたり、鉄などの塗装の話をしてきました。
住宅環境も関係してきますが、ベランダの手すりや小庇などの板金などの鉄部分は、外壁よりも早く劣化していく場合があります。
定期的な点検とメンテナンスを行うことが、大事になってきます。
下記に今回の鉄部の話に関係したブログのリンクを貼っています。
ぜひ、お読みください。

外壁の天敵シリーズ（10）- 錆 の種類 –
外壁の劣化シリーズ（11）- 赤サビ –
外壁の天敵シリーズ（12）- ケレン 作業 –
外壁の天敵シリーズ（13）- 錆止め –
外壁の天敵シリーズ（14）- 錆止め 塗料（2）-
外壁の天敵シリーズ（15）- 鉄等の 上塗り –

次回からは、基礎のお話に入っていきます。
乞うご期待!!