遮熱効果のある塗料について

屋根塗装で材料に遮熱塗料を勧められたけれど、遮熱塗料がどんなものなのか、普通の塗料との違いがわからず判断に困っていませんか？

遮熱塗料とは、太陽光を反射し、建物が受ける熱の影響を軽減させる効果を持った塗料のことです。
遮熱塗料を塗布すると、熱エネルギーの吸収が軽減され、屋根材の温度上昇を抑えることができ、屋根に近い2階の暑さなどが軽減させる効果を期待できます。
せっかく、屋根塗装を行なうのであれば、「遮熱塗料」を採用し、お住まいの環境をより快適にしましょう。

そこで、今回は、遮熱塗料の基礎知識から屋根のその他の遮熱方法とオススメ、屋根に遮熱塗料を採用した際により遮熱効果を期待できる建物などをご紹介いたします。
ぜひ、屋根塗装の参考にされてください。

遮熱塗料とは？

遮熱塗料とは、太陽光（近赤外線）を効率良く反射し、建物が受ける熱の影響を軽減させる効果を持った塗料のことです。
そして遮熱効果をより高めたい場合は、「日射反射率」の高い色、白に近い色を選ぶのがポイントです。
日射反射率が高い色ほど、よりたくさんの太陽光を反射し、熱が屋根材に吸収されるのを防ぐ効果を期待できます。

遮熱塗料を塗った屋根は、汚れが付着すると太陽光を反射しにくくなり、遮熱効果が低下していきます。
屋根塗装に遮熱塗料を採用する際には、あらかじめ汚れにくい性能（低汚染性）を持った塗料を選んでおくのがオススメです。
遮熱性と低汚染性を兼ね揃えた塗料は、汚れが付着しにくいので、遮熱効果が長持ちする傾向にあります。

その他の遮熱方法とオススメ

遮熱塗料以外にも、屋根を遮熱する方法として“遮熱機能付き屋根材への葺替え”や“遮熱シートの採用”などもあります。
上記の中でコストも抑えめで、挑戦しやすいという点でやはり遮熱塗装は一番オススメ。
遮熱塗装よりコストがかかりますが、その分耐久年数は長く、ものによっては30年相当遮熱機能をもつ遮熱機能付き屋根材への葺替えは新築の方や、屋根自体の劣化が激しく塗装が難しい時にオススメできます。
屋根表面や屋根裏に貼ることで遮熱効果を発揮するのが遮熱シート。夏場は遮熱塗料と同じく光熱費が減るという結果が出ているのですが、冬場も同様に電気使用量が3分の1に減ったとの事例もあります。
主に工場などの大型物件に使われるのが一般的ですが、戸建のお家にも使用可能で、壁にも使用できるものも多いので、屋根外壁ともに遮熱断熱したい際もオススメです。

遮熱塗料採用でより遮熱効果を期待できる屋根材

「スレート瓦」

戸建ての屋根に最も多く採用されているスレート瓦。屋根材の厚みが４～５ミリ程度と薄く、屋根材の表面温度がすぐ屋根裏に届くため、遮熱塗料の採用を検討したい屋根材です。

「金属屋根」
トタン、ガルバリウム鋼板、アルミなどの金属屋根は、熱の伝導率が高く、表面温度が高くなりやすいため、遮熱塗料の採用を考えたい屋根材です。
また、金属屋根は素材が薄く、屋根材の表面温度がすぐ屋根裏に伝わりやすいため、結果として室内温度があがりやすいといった面もあります。

過酷な環境下にある屋根だからこそ塗料選びにはこだわりたいですね。この遮熱塗料の記事を参考に満足の行く屋根塗装を行なってください。

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