艶消し塗装について

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艶消し塗装について

2024年05月09日(木)

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外壁塗装で塗料を選ぶ時、素材を決め、色を決め、そして″艶″を決めます。
″艶消しは汚れやすい、艶有りの方が性能が高い″と思われている方は多くいらっしゃると思います。

艶消し塗料は艶あり塗料とどう違うのでしょうか。
今回は艶消し塗料を検討する時に知っておくべき知識などについてお伝えしようと思います。

艶の差で性能に違いはあるか

艶消し塗料と艶有り塗料の性能に違いはあるのか。当然気になるところではあります。

結論から申し上げると、性能の差は存在します。艶有り塗料の方が性能は高いです。
艶消し塗料は添加剤によって塗膜表面をざらつかせ、光を拡散させることで光沢を抑えています。
そのためにざらついた表面に汚れやホコリが付着しやすくなってしまいます。
また本来の塗料に添加剤が入ってしまう分、僅かではありますが耐久性も落ちてしまいます。

ただ知っておいてもらいたいのが、艶有りにしたとしても性能差が顕著に現れるのは艶が有るうちだけだということです。
当然ですが艶ありの塗装は経年劣化で徐々に艶が無くなっていきます。一方艶消し塗料の場合は、経年劣化による艶引けは殆どありません。
また塗料の中には、最初から艶消しの製品も存在しています。そのような塗料であれば添加剤が入らないので耐久性の低下はありません。
元々の性能に優れた ”高グレードの塗料（シリコン系以上のもの）” を選べば、耐久性の低さはそこまで気にならなくなります。

しかし、質感による汚れやすさの差はどうしても出てしまいます。大通りに面した外壁や湿気の多い場所の場合、その点には注意する必要があるでしょう。