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外壁の天敵シリーズ(13)- 錆止め –
2018年08月28日(火)
こんにちは!
宮崎の塗装専門店!
プロタイムズ宮崎北店(東建装)です。
前回までは、錆の種類→赤サビ→ケレンとお話をしてきました。
今回は、 錆止め 塗料についてのお話になります。
錆止め塗料とは?
錆止め 塗料とは、錆の進行を抑制する塗料の事です。防錆(ぼうせい)塗料とも言います。JISでは、錆止めペイントと定められています。
錆止め塗料の目的
「外壁の天敵シリーズ(10)- 錆 の種類 -」において、錆の発生原因に触れましたが、錆止め塗料は、水や酸素の接触を塗膜によって遮断する事より、錆の進行を抑制することを目的としています。また、素地に十分付着して塗膜と素地の密着を図るための下塗り塗料としての役目もあります。
ここで、注意していただきたいのが、錆止め塗料とは、
×サビの進行を止める塗料
○サビが出ないようにする塗料
なのです。ですから、前回、お話した「ケレン作業」をした上での、錆止め塗料の塗布作業になります。
錆が出てしまっているところに塗っても、空気の層を作ってますので中で酸化してしまいます。
結果、早期に錆が発生する事になってしまいます。よって、前回にお話したケレン作業できちんと錆を落とさないといけません。
尚、錆止め塗料もいくつかの種類がありますが、戸建て住宅等で使われるのは、現在では接着剤にも使われているエポキシ系が主流になります。
錆止め塗料を塗布している現場写真
では、実際に錆止め塗料を塗布している写真を見てみましょう。
赤色の板金の上に、白色の錆止め塗料を塗布しています。
雨樋金具の錆止め塗料を塗布しています。
小庇(こびさし)板金の錆止め塗料の塗布。
このように、刷毛やローラーを使い、塗布していきます。(尚、錆止め塗料といえば、茶褐色系を連想するかも知れませんが、弊社は白色をメインで使用しています。)
今回は、錆止め塗料についてお話しましたが、前回のケレン作業と併せて、本当に大事な作業になります。これらの工程を省いたとしたら、仕上がったその時はわかりづらいですが、数年もしないうちに、色褪せや錆の発生など通常よりも早く劣化症状が現れます。
ですから、きちんとした施工をすることが大事になります。
前回、お話しましたが、錆の発生から年数が経つと、錆が完全に除去できない場合があります。その場合、いくらきちんと錆止めを入れても、数年後には、錆が再度発生する場合もあります。
弊社では、早めのメンテナンス・診断をお勧めしています。
いかがだったでしょうか?次回は,もう完全に錆びてしまって、錆止め塗料ではどうしようもない!!そんなときはどうするのか?
そんなお話をします。
乞うご期待!!
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